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明日へのチケット
『木靴の樹』のエルマンノ・オルミ(イタリア)。「桜桃の味」のアッバス・キアロスタミ(イラン)。そして「麦の穂をゆらす風」のケン・ローチ(イギリス)。
この3人ともにカンヌでのパルム・ドール受賞経験者が、ローマへ向かうの列車を舞台にそれぞれのエピソードを演出し、ひとつの映画にまとめています。それぞれのエピソードはまったくバラバラではなく、人物も重なるところがあります。

最初のオルミ監督のはオーストリアのインスブルック駅からがローマ行きの列車に乗り込んだ一人の老教授のお話。満席で食堂車のイスに座る教授は、いつものようにパソコンで仕事をしながら、思いは現地で便宜を図ってくれた女性秘書に。
教授の思い出と妄想が、現実の列車の中の出来事と交差していくのが面白いです。最後のオチもちょっといい話って感じで、後味がよかった。
次のキアロスタミ監督のは傲慢で我が儘、言いたい放題な元将軍の未亡人と、なんだか自分がなさそうなイタリア人の若者のお話で、太ったおばさんのあまりの傲慢ぶりに誰もがイライラさせられるのは確実です。それにいちいち従うあの若者にももっとしゃきっとしろ!と言いたくなります。
それが最後はあんな風になる辺りは、人間を冷静に観察するキアロスタミらしいリアリティと皮肉を感じました。でもあの携帯を間違えたおじさんが意外に親切だったのが救いなのかな…。
最後のケン・ローチ監督のエピソードに出てくるのは、スコットランドからローマへサッカーの試合を観に行くセルティック・サポーターの青年たち。いかにもイマドキの普通の若者といったスコットランドの労働者階級の3人組が、自分達が知らなかった、関係ないと思っていた世界や社会的な問題について考えさせられます。普通の人の視点から難民の問題が描かれているのが、とてもこの監督らしいと思います。
けっこうドキドキさせられる展開なんだけど、最後は気分爽快になるような終わり方です。サッカーのサポーターってすごいなぁとも思ったりもします。

どれも隔離された空間で出会ってまた別れてゆく、列車という場所を上手く使っていると思いました。ささいな出会いや出来事が、それぞれの心に小さな変化をもたらすのがいいなとも感じました。デイヴィッド・バーンさんの“The Revolution”という曲をちょっと思い出す感じ。
3本とも面白かったですが、その前に「麦の穂をゆらす風」の衝撃があったからか、個人的にはケン・ローチのエピソードが一番好きです。
ジェムジーとフランク役をやったふたりが出ているという「スウィート・シックスティーン」とか観てみたいかも。
| ヨーロッパ | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
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