沖縄で中華エンタメを盛り上げたい、「Asian天堂」のメンバーのブログです。
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選挙
小泉旋風が吹き荒れた2005年、市議会議員の補欠選挙に立候補した切手コイン商の山さん。政治にはまったくのシロウト、でも小泉首相(当時)が好きだったのと縁があって自民党から立候補することになりました。

これは山さんと東大で同窓生だったという米在住の想田監督が、立候補から投票日当日までを追ったドキュメンタリーです。
確か昨年ベルリンで上映された時だったと思うんですが、日本のニュースでも取り上げられていて、日本でも公開するのかなーとちょっと注目はしていた作品です。
ただ監督自身が観察映画と銘うっているように、ナレーションもインタビューも一切なしということで観る前はまた寝ちゃったらどうしよう…と少し心配に。
でも観始めたら2時間はあっという間。けっこう笑えるし、一般市民じゃ知らないような選挙の裏側とかいろんなことも分かるし、かなり面白い映画でした。

なによりもこのどんなに周りの人からいろいろと言われても動じない・クサらないこの山さんの人柄がいいんでしょうね。いい意味で自然体というのか、今時めずらしいような雰囲気の人だなと思いました。ベルリン映画祭で人気者だったというのも納得できるなぁ。
それとこの怒涛の数週間を冷静に注意深く観察して映像にしていった監督もすごいですね。なによりも友人が選挙に出るというのを聞いて、すぐに撮影を決めてそれを実行するフットワークに驚きました。もちろん監督もプロデューサーもカメラも1人でやってるから出来たことだけど…。
参院選もあってちょうどタイムリーな映画だし、こういうのテレビで放映とかすればいいのになぁ。
| 日本 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
アコークロー
死んでもなお子供や家族への愛情=執着を残す女性の怨念と、沖縄に伝わる魔物キジムナーの伝説を絡めた沖縄産ホラー・ムービー。
そんなに期待はしていなかったんだけど、意外に予告編が面白そうだったので、最終日に滑り込みで観に行きました。

これが意外にもかなり面白く思えたのは、監督をはじめほぼ地元のスタッフで固めていて、ヘンに作った沖縄っぽさみたいなのを感じなかったからかもしれないです。
最初の方で陽の光いっぱいの明るい海辺にいると、急に雲がかかって暗くなるとそこへ…というシーン。沖縄の光と影のコントラストををうまく使ってるなぁと思いました。撮影は梅雨の時期だったみたいだけど、自然の力もうまくホラーというジャンルに生かしてるような気がする。

ユタの女性のキャラクターもなかなか面白いです。映画に出てくる人は若い人だけど、ユタのおばさんってああいう雰囲気の人、たくさんいるんだよなぁ。(別に外見のことじゃないです)
ただああいう時に平ウコーって使うんだろうか…?とは思いました。ユタの人が霊気を感じる時に吐き気を催したりとか事実にそってるぽいので、ちゃんと調べてあるのかもだけど…。

ただホラー映画としてはあんまり、というよりも全然怖くなかったです。
これは観た人によって感じ方が違うかもしれないけど、個人的には怖いというよりは悲しい話という印象が強かったですね。
| 日本 | 01:08 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
舞妓Haaaan!!
中学生の修学旅行の時からずーーっと舞妓さんに憧れていたサラリーマンが、念願かなって京都支社に転勤になって…そこで起こるドタバタ大騒動の映画なんですけど、そのストーリーにはあまり意味がないみたいな気がする。
安部サダヲのハイテンション・サイドが満開。ザ・安部サダヲ!という感じで彼のキャラクター演技を楽しむのが正しい見方だと思います。クドカンも安部サダヲのために書いた脚本みたいですし。
なので、安部サダヲが好きかとかあの演技に慣れているかとか、クドカンの世界についていけるかとかによってこの映画が楽しめるかどうかの分かれ道かもしれないです。主人公鬼塚はキャラ的にもちょっと猫田が入ってるような感じだったので、木更津キャッツアイに慣れ親しんだわたしは平気でした。でもあまりのテンションにちょっとひいたという人の気持ちも分からないでもない…。

クドカン脚本はいつも通りのペースで、セリフや小ネタはとっても面白いです。笑えます。終盤にはちゃんとホロリとさせるような設定もあります。あ、この人がこんなところに的な脇役の使い方も上手いです。
ただ演出は全体的にイマイチかなぁと思いました。鬼塚と内藤がくだらない争いを繰り広げて、プロ野球から市長選までいっちゃうところ、もっと笑えそうなのに、なんかアレヨアレヨって感じで終わっちゃってなんか乗れないんだよなぁ。
それと「嫌われ松子の一生」や「西瓜」とかがあったせいか、ミュージカル・シーンはちょっと物足りないような気がしました。そういうシーンが多くないせいかもしれないんですけど。
もっと笑える映画になりそうなのになんとなーく消化不良ぎみ。それがちょっと残念でした。

上映前に3本の邦画の予告編をやったんだけど、それがそろいもそろって予告編を観ただけで最悪と分かるような映画で、もうこの時点で帰りたくなってしまった。それに比べれば(比べるのも悪いけど)この映画本編はとっても面白かったと思います。
| 日本 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
松ケ根乱射事件
1990年代、バブルが崩壊した後ぐらいのとある田舎町松ケ根。そこに住む警察官光太郎が主人公。
平凡な田舎町で起こったひき逃げ事件をきっかけに、平凡な警官である光太郎も何も起こらなさそうな松ケ根もちょっとグラグラガタガタ、意外な方向に話が進んで行きます…。

山下敦弘監督のは長塚圭史が出ていた「リアリズムの宿」しか観たことがないんだけど、あれはかなり面白かったです。コミュニケーションが上手くいってるのかいないのか何だか分からない人間関係と、間合いが面白い映画だなーと思いました。
これも山下監督独特の間合いがすみずみまで感じられる映画です。そのせいなのか人間関係がものすごーくリアルなんですよね。
しかも出てくる人物どれもがホントにこっけいで奇妙でおろかで意地が悪くて…とどこにでもいそうな人間そのものなんです。そこがまたさらに居心地が悪いんだけど、なんとなく憎めない感じです。

「リアリズムの宿」はつげ義春の原作がそうだからかなーと思っていたけど、オリジナルなのにこのキャラクターたちってすごいな…。
それと独特のユーモアがあって笑えるんだけど、それもなんとなく笑った自分が笑われてるような気もします。
人間の善意も悪意もこっけいさもおろかさも、いろんな顔が見えて、最近の邦画ではこんな映画ちょっとめずらしい、すごいと思います。
これを20代の最後で撮ったっていうんだから、山下監督のこれからがちょっと恐ろしいというか楽しみというか、とりあえずこれからも目が離せない監督になりそうです。

山下敦弘フィルモグラフィーを見ていたら「その男、凶棒に突き(ハートマーク)」っていうのがあって、タイトルのあまりのインパクトに一度で覚えてしまった…。これ、DVDが出てるんですね。観たくなってしまいました…。
| 日本 | 00:29 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
監督・ばんざい!
暴力映画は封印する宣言をしてしまった映画監督キタノ・タケシ。次に撮る映画のネタに困った彼はこれまで撮ったことのないタイプの作品を撮ろうとするが…。
12本撮ったけどヒットしたのはたったの1本とか、暴力映画は撮らないとか、これってやっぱり自虐ギャグなんですよね。そのせいかこれまでの映画監督北野武のパロディのような雰囲気があるので、北野映画をよく知ってるか知らないか、好きか嫌いかでけっこう評価が分かれるような気がします。

いろんなジャンルの映画を撮りっぱなす(つまりどれも完結せずに中途はんぱ)というのがテーマ(?)なので、ストーリー映画というよりどっちかというとコントの連打みたいなかんじ。しかもかなりベタな。
ヘンな入学式の江守徹のベタなギャグとかホラー映画のNGシーンとかのようにとってもくだらないので、あまり身構えていくと笑えなさそうな気がする。まぁわたしは「みんな〜やってるか」も楽しめた人なので、何も考えずにけっこう単純に笑えました。
面白いと思ったのは主演俳優ビートたけしにセリフがほとんどないことでしょうか。映画監督キタノ・タケシが全然しゃべらないのは、世間のイメージにそってわざとやってるのかなと思ったけれど、ヘンな政治家の秘書役もそうだった。これはどういう意図があるのか?とちょっと気になるところでした。

白黒でローアングルな画面だけどどことなくチープな小津安二郎風や泣ける恋愛は狙い通りの安っぽさかも。個人的に一番面白そうと思ったのは昭和30年代ものかな。「自分があの時代を一番よく知っている」と映画の中でも言っているだけあって、さすがにリアルです。あれなら観てみたいなぁと思うけど、ものすごーく悲惨な内容だから確かにヒットしなさそうな感じですけど。やっぱり実現しないだろうなぁ…。
| 日本 | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
武蔵野夫人
両親が残した武蔵野の高台の家に夫の秋山と住む道子。そこへ復員してくる道子の従弟である勉。基本はこの3人の三角関係、という話なので、一歩間違うと昼ドラマになりかねない感じです。大岡昇平って読んだことなかったんだけど、こういう話を書く人だったのかと思ってしまいました…。

ただ、主演が田中絹代と森雅之なので、不倫とか姦通とかそんな話であるにも関わらずやはりかなり格調高く文学的な雰囲気が漂います。それとは逆の山村聰演じる俗っぽい従兄弟とその妻は、一番どこにでもいそうな人間で良かったですし。ただ勉役の人はなんとなく合ってないかなという気がしました。

しかし森雅之はかなーりイヤな男でした。義父に「卑しい男」と言われるような男で、姦通を認めるようなことを言うくせに妻が従弟と親密になるのは許せない。人妻にちょっかい出して捨てられて、酔っぱらっておめおめ家に戻ってくる辺りがホントに情けないです。大学教授というインテリで外見はいつものように渋くてかっこいいなのが、よけいにイヤな感じです。

倫理にしばられたヒロインや青臭い若者にもちょっとついていけなかったし、ストーリーはちょっと入り込めなかったかな。
ただ今はもう見ることができない武蔵野の美しい風景の中を、二人が散策するところはとってもよかったです。さすがに映像は素晴らしいと思いました。
| 日本 | 01:30 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
赤線地帯
売春防止法をめぐる論議が盛んになっていた56年に作られた、溝口健二監督の遺作です。
舞台は男たちが一夜の快楽を求めてさまよう歓楽街にある、サロン「夢の里」。ここでは金が総てと悟る売れっ子のやすみ、街娼上がりで浪費家のミッキー、失業中の夫を抱えたハナエ、子供のため住み込みで働くゆめ子、普通の主婦を夢見るヨリ江などが働いています。国会で売春防止法が成立するかしないかラジオでも毎日騒がれていて、そのあおりで客足は遠のいています…。

出てくる女達はとにかくみんなたくましいです。それぞれに違う事情はあるけれど、全員が体を張ってでも生きようという生命力に満ちています。不景気な中でもみんなそれぞれに客引きに一生懸命なんだけど、その姿はユーモラスでもあり、哀しくもあります。
そしてそんな女達に比べたら、男はみんな情けなくて弱くて口先ばかりで小狡く思えてきます。しょうがないなと呆れるような人間ばかりで、誰ひとりとしていい男なんて出てこない。この辺りは監督の女性観・男性観によるものなのかもしれませんね。

5人それぞれのキャラクタ−とその対比もいいし、エピソードも面白くて引き込まれます。失業しているうえに結核にかかっているのを悲観して自殺しようとする夫に「どうやってでも生きる」というハナエと、世間体を気にする父親に啖呵を切るミッキーが個人的には好きです。
| 日本 | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
楊貴妃
何本観れるか分からない溝口健二特集なのですが、とりあえず森雅之が出演してるのは観ようと思います。
はー。それにしても森雅之が大変に色っぽかったです。
そんな亡くなった奥さんのことをいつまでも想ってうじうじしてないで、仕事しろよ!と普段のわたしなら思うところなのですが、悲しみに苦悩する森雅之が色っぽいから許します。
この人の映画を観ると、何だろうこの色気とかっこよさはといつも思います。体格がいいわけでもなく、絶世の美男子というわけでもないんですけどね。
やはり有島武郎の息子という血筋の良さと、東大哲学科卒という知性の現れのせいでしょうか。でも一番好きなのは「浮雲」のだらしない男の役なんですけどね。

なにしろ「楊貴妃」だしどんなに長い映画なんだろうと思っていたけれど、驚いたのはこれって98分しかないんです。
歴史を語るというようなストーリーではなくて、玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋をかなり省略気味に描いているんですが、押さえるべき部分はきっちり描かれているので物足りない感じはないです。こういう上手さはさすがだと思いました。それと、脇役の人達も出番はけして長くないけどけっこう印象的。悪役の山村聰がなかなか良かったです。
それと美術や衣装はかなり手をかけているみたいなので、安っぽさがないのもいいですね。この辺りは香港のショウ・ブラザースと共同製作だからというのも上手くいっているのかも。

ラスト、あの終わり方がけっこう好きです。あれはハッピーエンドだしあれで良かったと思う。観てみる時はそうとは感じなかったけど、自分でもけっこう玄宗皇帝と楊貴妃に感情移入して観てたんだなと思います。
| 日本 | 00:21 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ
子宮の記憶
裕福な家庭育ちだけど世間体ばかり気にする父親や上辺だけの愛情をそそぐ母親に失望している18歳の真人。実は彼は生後3日で誘拐された過去があり、犯人の女性に奇妙な親近感を抱いていた。あれから18年経った夏休みのある日、その女性が住む沖縄に行った真人は食堂で働く愛子に出会い、ムリヤリ住み込みでアルバイトを始める…。

こんな過去があるということと、真人と愛子の間には親子とも男女ともつかないような愛情が芽生える…ということだったので、スリリングなものを期待していました。
う〜ん。ぜんぜん予想と違う映画でした。
どうして最近の邦画って感動しないといけないんだろう。と観ながらつい思ってしまった。
途中まではふたりの感情にも警戒とかためらいとか揺れが感じられていいし、いつどうやって真人の正体がバレるんだろうという面白さもあったんですが。
後半になると完全に母親の愛情に飢えている息子と、子どもを亡くした女の擬似母子関係に落ち着いてしまった。こんなふうに感動させようとしなくてもいいのになぁと思ってしまいます。

それとこれはいらないんでは?と思うエピソードやセリフが多すぎです。これってテレビドラマ的なんですかねぇ。
義理の娘リカのことを愛子が「本当はいい子なのよ」とかわざわざ言う必要ないですよ。そんなことは愛子やリカの態度とかふたりのやり取りで見せればいいんだから。
生みの母を恋しがって愛子に反発するリカは、真人の鏡のような存在でキー・パーソンだと思います。このふたりの対比はいいなと思ったけれど、東京から来る女友達は必要だったでしょうか?
真人をかばう愛子をまるで「本当の母親みたい」と思わせるために出てきた役だとしたら、彼女の扱いはちょっとひどいような気がします。
ラストも愛子と真人の海のシーンで終わってほしかったなぁ。なんだかうしろに行けば行くほど、う〜ん、これはないだろうという話になってしまいました。

ただ主演のふたりの演技はよかったです。
もともと柄本佑が出てるから観たようなものなんですが、彼の独特な存在感はやはりすごい。「美しい夏キリシマ」の時も思ったんですが、けっこう深刻な状況・状態なのにあの飄々とした、ただいるだけみたいな存在感。
今回は、ドライなんだけど内側には色々なものを抱えている、現代の若者らしさがよく出ていましたし、ちょっと凄みを見せるところとか緊張感を出すのも上手いなと思いました。相変わらずしゃべり方がお父さんによく似ているところがあるのもいいです。
松雪泰子もよかったです。この人は「フラガール」をはじめとして、気の強い女性の役が多かったと思うんですけど、今回はちょっと疲れた薄幸な役がなかなかハマっていました。ただやっぱり若くてきれいなので、真人と並ぶと「親子にしか見えない」っていうのはちょっと違うなぁとは思いましたけど。
脇役の寺島進と余貴美子もねらい過ぎなほどハマっていましたね。特に余貴美子のスナックのママは、ウチナーグチはちょっとやり過ぎだけど、あの外見といいコザや金武の飲み屋街にいそうだなぁと思いました。
| 日本 | 01:53 | comments(0) | trackbacks(1) | このページのトップへ
キャッチボール屋
男の人ってホントに野球が好きなんだなぁ。
子どもの頃の日常としてキャッチボールをしていなかった者には、この気持ちはちょっと理解が難しいかも。

好きな俳優さんである大森南朋主演ということで期待して観たのですが。
う〜ん。なんというか…もっと面白くなりそうなのに惜しいなぁという感じです。
リストラされた主人公タカシが故郷に戻ってきて〜なぜかまた東京に出てきていて〜最後はまた故郷に戻って、というのが大まかな流れ。
その最初と最後の故郷のシーンが、納得いかないというかあんまり面白く感じられないのです。
最初はボケ気味らしい監督とのシーンをもっと増やして、友達との時間ももっと増やした方がいいと思います。
そして昔好きだった子に会いに行け!という居酒屋のシーンで暗転。
起きたらそこは公園で「じゃあ君の番」とか言われて、すぐに次のキャッチボール屋になっちゃう。
あの主人公の押しの弱さならそんな展開もありだと思います。そしたらあの駅でのくさい芝居とかもなくなるし。
最後も(ネタバレだけど)高校の監督になっていて、で終わるのはどうなんだろう。
わたしは居酒屋からみんなで夜のグランドに行って、監督も交えたキャッチボールで終わる方がよかったと思う。
せっかく公園でのあのキャッチボールがあんなに楽しいって、タカシも観ている観客も分かったのだから、それで終わるほうが絶対に清々しいです。
だって「キャッチボール屋」なんだから。「ノック屋」じゃないんだから。

それと気になったのは、タカシが譲り受けた部屋に猫のエサがあったのに、それをあげるシーンがなかったこと。
チラっとではなくかなりちゃんと映ったにも関わらず、その後猫の鳴き声が聞こえていたにも関わらず、です。自分が猫好きだからよけいに気になったんだとは思うけど。
タカシが猫とエサに気づいて、窓を開けた時にエサをあげるシーンを一度でも入れてくれたら、タカシと映画に対する好感度ももっと上がったのになと思います。
あの盲目の女の人とのエピソードだけだと、ちょっと不気味すぎる…。

ただ、映画の核心部分であるキャッチボール屋の部分はいいなと思いました。
東京のビルに囲まれた公園で、のんびりもくもくとキャッチボールをする男達。
青い空と桜。夜の球場。いかにも平日の昼間っぽい公園の風景とかがなんとなく懐かしい感じです。
キャッチボールをしに来る常連の人たちもみんな個性的で、それぞれ何かの事情があってという、この辺りは味があってよかったです。
寺島進、松重豊、光石研、水橋研二といった個性派俳優や、売店のおばさんが妙に似合ってる内田春菊とかOL役の女の子とか配役はなかなかハマっていました。
特に軽くてバカっぽい借金取り水橋研二と、野球がヘタクソなお父さん光石研がおかしかったです。
| 日本 | 00:20 | comments(0) | trackbacks(0) | このページのトップへ